地元の事を知らなさすぎ…

自分の生まれ育った川越なのに、まったく知らないことがあり
ビックリしてしまう出来事がありました。

それは、10月20日、21日に行なわれた「川越まつり」と、
牛若丸(源義経)と河越重頼と川越にある養寿院と言うお寺との繋がり。
これらのことは、川越まつりの数日前に、新聞に掲載されていたものでした。

自分の家の菩提寺は、川越市内にある菓子屋横丁にある「養寿院」。
私の家は分家。親父の実家は、昔から菓子屋横丁の一角である、
元町に住んでいて、本家の菩提寺も養寿院でした。
分家ですから、お墓が必要になった時、本家に相談し養寿院にしました。

その養寿院には、川越周辺を治めた鎌倉武士の河越重頼の墓と位牌、
そして、娘の郷姫と源義経の位牌があることが書いてありました。
娘の郷姫は、源義経に嫁ぎ、その後、岩手県平泉町の衣川の戦で、
2人は亡くなったとされています。
その為か、義経夫婦の位牌が養寿院に保管されているのも、初めて知りました。

また、川越まつりとは、約370年前に始まった祭事で、
2016年にはユネスコ無形文化遺産に指定された、
豪華絢爛な山車を引くお祭りです。
市内には29台の山車があり、今年は19台が練り歩きました。

この山車には、それぞれ神様や歴史上の人物の人形があります。
河越重頼の山車は修理に出していて、4年ぶりの登場。
義経の山車を保有している町会が、お祭りをさらに盛り上げる提案として
2台の山車が出る年は、3人の位牌を山車が見える位置に移してもらい、
お互いの山車は、養寿院の門前で待ち合わせをし、曳っかわせ(競演)を楽しんでもらうことになりました。
これまで、お互いの山車は、お寺の前を、あいさつをしながら通過するだけだったそうです。
数年に1回かもしれませんが、重頼、郷姫、義経も「川越まつり」を楽しむことが出来ると思います。

私の両親と、母方の、祖父、祖母が眠る菩提寺に、この様な歴史があるとは知りませんでした。
自分もいい年なのだから、もっと川越のことを知ろうと思った新聞記事でした。