家具販売の営業

40年前の家具店
当店は桐ダンスの製造販売をしていました。 桐の木の伐採から、板にして数回天日で干して、大きなお
風呂のようなプールで煮て、干してを繰り返して箪笥を作ります。
仕上げはトノコ職人に依ってトノコと言ってヤシャの実を煮立てた液を2~3回塗ります。
昔は、婚礼セットは、お嫁に行かれる方の嫁入り道具の必須アイテムでしたから、本当に良く売れました。
店舗でも良い日(大安)などは、食事を摂る時間さえなく、交代で、立って食べたものでした、
ですからお正月は大掃除です。12月31日の遅くまで店を開けて、配達が終わってからなので、
おせち等は元旦に煮物をしたものでした。
やはり時代でしょうか、家のつくりにもあるとは思いますが、収納スペースをとるようになり、箪笥類、
婚礼セット等はあまり必要ではないようでした。
そこで婚礼の営業から、新築の営業に力を入れました。
20年位前は、私も、永くいた女番頭と二人で新築の営業をしていました。数か月は夢にグリーン
やブルーのネットがかかった家がでたものでしたが、だんだん慣れ、お客様もだんだん増え毎日が楽しく仕事ができました。
今は店舗で家具の販売をしてますが、外の営業の経験があるからだと思いますが、来店していただくだけで、ありがたく思います。
そんな気持ちで、来店していただたお客様や、電話をかけていただけるお客様にありがたく思い、
つい電話が鳴ると待たせては申し訳ない気持ちで、1回で出てしまいます。
最近の店舗は日曜休みが多いように感じます。又、お客様も日曜休みかな?と思っていられる方も
多いように感じます。
数年前までは、土・日が売り上げUPでしたが、何かがちがうのかな?
時代の流れを感じ、受け入れながら良く調べ、考え、元気にこれから進んでいければ、と思います。